Friday, August 23th, 2019 子供のやる気を引き出す 1

 

 

第1章 十人十色

「勉強はもうしたの。」
「うるさいな。今からするところだよ!」
よく見かける光景です。
お子さんに自分の言うことを聞かせようとしていませんか。
塾で指導して二十年以上経ちました。最初に教えた生徒さんはもう三十歳くらいになっています。そろそろ教えた生徒さんの子供達世代を教える年齢になりました。
子供は親の持ち物でもありませんし、よく言うことを聞くロボットでもありません。彼らは人格のある、一人の人間です。子供とあなたの考え方は違って当たり前なのです。ですから、子供があなたの言うことを聞かないのは、当たり前のことなのです。
「勉強はもうしたの。」
「宿題はもうしたの?」
「頑張っているの?」
「これで満足なの?」
「テストの点数はこれでいいと思っているの?」
日々の生活の中でこのような問いかけをしていませんか。これらの質問は相手に対して詰問になりがちです。それが「はい。」か「いいえ。」の答えになる質問だからです。
子供達はこのような質問に対して、武装し、反発するか、無視して、逃げ出します。このような時、子供達は大人の言うことを聞いていないのです。
これらの質問をコーチングでは「閉じた質問」と呼んでいます。これらの「閉じた質問」を「開いた質問」に変え、お子さんの才能を最大限に引き出せるとしたら……
お子さんの人生は大きく変わってくることでしょう。子供達の未来は無限大です。

        松本美智子著 『子供のやる気スイッチを押す』より

 

 体験授業を受講される時に、同書を無料にてお渡ししています。必要な方はお知らせください。